C言語プログラミングとは

C言語勉強会第一回

Hiroaki Murayama
May 9, 2013

プログラミング

プログラミングとは、人間の意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える命令書(プログラム)を作成する作業のことである。
プログラムの命令書は、さまざまな専用の言語で文章(ソースコード)から作成される。(C、C＋＋、Javaなど)
しかし、そのままのソースコードでは、コンピュータは命令を理解できない。
コンピュータが理解できる言葉(機械語)に翻訳しなくてはならない。
命令を記述した機械語の命令書がプログラムである。

コンパイル

コンパイルとは、ソースコードを機械語の命令書であるプログラムに変換する作業である。
また、コンパイルする前のソースコードのファイルをソースファイルといい。コンパイルされたプログラムを実行ファイルと呼ぶ。
プログラミングには、さまざまな種類があり、コンパイル形式を使わずに命令を実行させる方法も沢山ある。(ここでは割愛)

C言語のソースコードの基本形

#include <stdio.h> /* プログラミングに必要な命令群を読み込む */

int main(void)
{
  /* プログラムは{}で囲まれた部分の命令が実行される */

  /* 端末にHello World+(改行)を表示させる命令 */
  printf("Hello World!\n");

  return 0; /* プログラムを終了させる */
}

/*と*/で囲まれた部分はコメントと言い、コンパイル時には無視される。
C言語では、コンピュータへの命令を関数で表す。また、ソースコードは関数の集合であり、printfもmainも関数である。

C言語のソースコードの基本形

C言語はmain関数を必ず持ち、最初にmain関数の中身が実行される。また、main関数以外の関数も作成することが出来る。（一般的にプログラムが最初に実行される領域のことをアプリケーションエントリポイントと呼ぶ。 C言語のアプリケーションエントリポイントはmain関数である。）
ソースコードでは、命令がある行の最後に;(セミコロン)をつける。空白や改行しか無い行はコンパイル時に無視されるので必要ない。

printfの説明

  /* 端末にHello World+(改行)を表示させる命令 */
  printf("Hello World!\n");

関数はprintf("Hello")のように書き、printfは関数名といい、()でくくられた部分を引数という。関数は、関数名と小括弧()と引数から成り立っており、引数のないものも存在する。
この関数の引数は、"Hello World!\n"である。"(ダブルクォート)で囲われた文字を文字列としてひとかたまりで扱う。この関数は、引数で指定された文字列を端末に表示する関数である。

printfの説明

  /* 端末にHello World+(改行)を表示させる命令 */
  printf("Hello World!\n");

改行は\n(バックスラッシュエヌ)で表し、文字として表せない制御文字として、エスケープシーケンスと呼ばれる特別な表記がある。Windowsでは\の代わりに¥を使うので注意。

エスケープシーケンス一覧表 - http://wisdom.sakura.ne.jp/programming/c/Cdata1.html